前回はサイトアフィリのメリデメをお伝えしたので、今回は海外販売・個人輸出のメリットとデメリットをお伝えしていきたいと思います。
前回も書いたように、私が海外販売をするきっかけとなったのは、知り合いが利益を出していたのを聞いたからです。
あとは独学で何とかなりました。
なぜ、それほどまでに海外販売にハマったのかというと、以前に本で読んだかセミナーで聞いたか忘れましたが神田昌典さんがおっしゃっていた言葉が元にあります。
「すべての企業が大なり小なり、ビジネスで海外と関わらざるを得なくなる」
これは2012年に書かれた本で、2022年までの予言の書?です。
私自身もアフィリエイトにしても保険にしても国内需要の縮小に懸念を持っていましたが、この言葉を聞いてから「何とか今から手を打っとかなきゃ。海外に目を向けなくちゃ」という気持ちをずっと持っていました。
それと海外販売とがリンクしてすぐの行動に移れたわけです。
衝動的に始めた割には、副業で睡眠不足になりながらも続けることができたのでそれなりの結果を出すことができました。
もっと稼いでいる人は山ほどいるので「それなりに」というのも恥ずかしい限りです。
Contents
海外販売のメリット
- マーケットが大きい
- ブルーオーシャンになりやすい
- 英語ができなくても大丈夫
- 日本の景気に左右されにくい
他にもありますが、特に大きなところはこんな感じです。
マーケットが大きい
私が現在取り組んでいるマーケットとしては、ebayと独自ドメインで運営しているサイト販売です。
とは言え、現在主な収益を運んでくれているのはeBayでの中古品販売です。
10月の成果報告でお伝えしているとおり、サイト販売からはようやく商品が2個売れた程度です。
ここも修正をかけていけば売れていくとは確信しているのですが、現在は手が回りません。
現在の日本の人口は約1億2千万人くらいですが、eBayには2億人の会員がいるとのことです。
日本最大のオークションサイトのヤフオクで約1000万人と言われるマーケット規模と比較すると約20倍もの違いがあります。
そして、海外では私達が考えている以上に日本製品が人気です。
私は中古品メインですが、もちろん新品の方がよく売れています。
私も最初は新商品を扱っていましたが、去年のお盆休みの時に突然思い立って中古品販売を始めました。
日本の製品は性能が良いので日本人が欲しがらないような10年以上前の中古品なんかでも高値で売れていきます。
やはり、マーケットが大きいということだけでも有利なんですね。
ブルーオーシャンになりやすい
私は日本人である最大のメリットは、日本人が日本語しかしゃべれないというところにあると考えています。
まず、日本人は英語をしゃべれないので、海外から日本のマーケットへ入りにくいですよね。
逆に日本人は英語をしゃべれないので、海外販売というとまず言葉の壁を感じてそれが参入障壁になります。
輸入ビジネスをしている人と輸出ビジネスをしている人の割合は9:1くらいで輸入の方が多く、海外へ出す方はライバルが少ないけれど、世界中に欲しい人がいるということになります。
ライバルがいないマーケットを見つけやすいんですね。
それでもebayやAmazonといったマーケットプレイスで輸出をやっている人は多いけれど、サイト販売になると極端に少なくなると思います。
サイト販売ができればeBayやAmazonへの手数料もいらないので利益も取りやすいですよね。
英語ができなくても大丈夫
メリットと言って良いのかわかりませんが、英語の知識などは必要ありません。
私もほとんど英語を理解できていませんがやっていけてます。
グーグル翻訳やエキサイト翻訳などの自動翻訳でなんとかなります。
eBayならある程度実績ができてくると日本語サポートが付きます。
日本の景気に左右されない
日本の景気は関係ありません。
世界中がマーケットなので経済の調子が良い国の人が買ってくれたり、経済状況が良くないところでも富裕層が買ってくれたりします。
以前はブラジルやロシアのバイヤーが良く買ってくれていましたが、最近は北米や東南アジアのバイヤーが増えました。
もし、日本で不況が来たとしても仕入れで多少の影響はあるのかもしれませんが、海外販売では影響はありません。
今後、少子高齢化が進んでも海外マーケットを持っているというのは非常に強みになります。
海外販売のデメリット
もちろん、海外販売にもデメリットはあります。
- 言葉の壁
- 手数料を取られる
- 競合になりやすい
- 為替リスク
言葉の壁
メリットのところにも書いたので矛盾するかもしれませんが、言葉の壁があります。
私なんかは英語がしゃべれないので、相手が言っていることがよくわからない時があります。
自動翻訳機に入れても変な日本語になってしまうことも頻繁にあり、その中で類推しながら意味を理解していくのですが、それでもわからないことがあります。
そんなときはどうするかというと、「◯◯って、△△っていう意味ですか?」という具合にバイヤーへ聞き返します。
最悪なセラーです!
でもバイヤーさんも日本人だということで多めに見てくれているのかもしれませんが、理解できるまでやり取りしてくれます。
ありがたいです。
質問や要望というのはだいたい同じことばかりなので、最近ではだいたい理解できるようになってきました。
英語が苦手な人は、とにかく場数を踏む他はありません。
手数料を取られる
eBayやAmazon販売をする上では手数料を取られます。
だいたい15%くらいです。
ebayの場合は、eBayが10%、PayPalの決済手数料5%くらいです。
他にも出品手数料を30セント取られます。
サイト販売の場合もPayPal決済を利用しますので、5%の手数料がかかります。
ただし、手数料を支払う分、トラブルの際には間に入ってもらえるメリットがありますので、バイヤーもセラーも安心して取引できますね。
競合になりやすい
eBayにしてもAmazonにしても、他の人が何をいくらで販売しているのかということがすぐにわかります。
最初はそれを真似して売っていくのですが、それは自分が売っている商品も他の日本人セラーにバレてしまうということです。
自分がせっかく見つけた利益が取れる商品も、他の人に真似されて自分より安くで販売されるので、価格が崩れてすぐに利益が取れなくなってしまいます。
特に日本のAmazonなどから仕入れて転売する場合には仕入れ値が他の日本人セラーと同じなので厳しくなります。
対策としては
- 卸業者と取引する
- サイト販売に切り替える
などになりますが、転売の場合は永久に同じ商品で稼げるということはないと考えておいた方が良いでしょう。
売れる商品を見つけたらどこかのタイミングで卸業者を探して取引して差別化することが必要です。
サイト販売で検索エンジン経由のユーザーであれば価格はそれほど問題にならないかもしれません。
他にも、独自のサービスを付けるなどの差別化がしやすいので、最終的にはここを目指します。
私の場合、サイトアフィリでワードプレスはそこそこ使えるので、サイト作成という点では有利かもしれません。
為替リスク
海外販売を始めるにあたって、先を見た時に一番不安に思うことかもしれません。
現在は1ドル120円前後で推移しているのですが、数年前は80円くらいの時もありました。
アベノミクスで大きく円安に振れたので、海外販売もやりやすくなりましたが、逆もありますよね。
ただ、個人的にはそれほど心配していません。
私が輸出を始めた時は1ドル100円を切っている頃だったと思います。
今は120円ですが、それでも利益金額は同じくらいです。
物にもよりますが、日本人が日本の製品を売っているので原価はそれほど変わりません。
なので、円高になると私も価格を上げる事になりますが、回りの日本人も価格を上げることになります。
その商品が欲しい人がいれば2割ほど高くなっても買ってくれる可能性は高いと思います。
まとめ
長くなってしまいましたが、メリデメについて自分なりの視点でご紹介してみました。
ただ、私が経験しているのはeBayがほとんどで、サイト販売は僅かな経験がある程度で、アマゾン輸出は経験していません。
アマゾン輸出はツールを使えばできるらしいのですが、参入障壁が低い分、将来的なことを考えて取り組んでいません。
私の師匠からは「eBay、Amazon、サイト販売をすべてやりなさい」と言われていますが、やっているのは2つだけです。
Amazonもやってみたいのですが、自分の中では優先順位はかなり後です。
ただ、初心者の人が取り組みやすく、売ることを体感できるのはアマゾンなので、これから始める人はまずここからやるほうが良いと思います。
eBay販売の場合、最初は1ヶ月に10品50ドルしか出品できません。
そこから実績を挙げてこのリミットをアップしていくことになりますので、最初はほとんど稼げません。
これが参入障壁になるので、ここを辛抱して乗りきって長く続ければ続けるほど売りやすくなります。
それと、サイトアフィリエイトをやっている人にも海外販売はおすすめです。
アフィリエイトは顧客とのやり取りはほとんどないので物販は面倒だとは思います。
ただ、物販に関しては外注さんなどを活用して仕組み化しやすいビジネスです。
サイトアフィリをやっている人は外注さんを使っていることが多いと思うので、こういった仕組みづくりには長けているのではないかと思います。
また、サイト作成ができるので、サイトでの海外販売も参入障壁は低いでしょう。
コンテンツに関しては外注さんに頼めば翻訳してもらえます。
いずれにしても、自分で少しずつ体感してみて取り組みやすいところからやっていくことをお勧めします。