eBay輸出で部品の不具合でクレームがあったケースの対処方法

eBay輸出で中古品を取り扱っている場合、商品の不具合でバイヤーから問い合わせやクレームが来ることがあります。

これは中古品の性質上、ある程度は仕方のないことです。

どんなに注意深く検品していても起こります。

 

こういったものにはあれこれ言わず、迅速に対応することが最優先です。

対応次第でバイヤーが満足してくれる確率が高まります。

とにかく、すぐに返信をし、こちらの提案と相手がどうしたいのかを確認することが必要ですね。

 

つい先日、こんなことがありました。

 

私が販売した中古リールなのですが、到着後にバイヤーが確認したら、スプールに不具合があったようです。

スプールとはリールの糸を巻き付ける部分ですね。

 

そのバイヤーは写真を添付してくれたのですが、その写真では状況がよく分かりませんでした。

 

とりあえず、私は

「返品または30ドルディスカウントしますよ。

どちらがいいですか?」

という提案をしました。

 

しかし、彼としては

スプールの不具合なので新しいスプールが欲しい。

その価格分をディスカウントしてくれ」

という要望でした

 

彼が調べたところ、新品のスプールが現地では89ドルで販売されているようです。

こういった場合、私は面倒なのですぐにお金を返してしまいます。

 

今回は、ディスカウントして返金をしたら、彼がそのお金で買ってくれるということでした。

親切にも、キャプチャ画像も送ってくれたので間違いないとは思ったのですが 、一方で、どうもお金を欲しがっている印象を受けました。

 

そこで、少しこちらでもそのスプールを購入できないかを調べてみることにしました。

 

私の方で調べたところ、そのプールはアマゾンで新品7000円で販売されていました。

 

これにかかる経費を計算してみました。

 

ポイントサイト経由で購入すると1%ですが戻ってきます。

それと海外への送料は1000円未満のはずです。

 

商品代 7000円 ー  1% + 送料 1000円 = 7,930円

 

それと、あとから消費税の還付があるので

 

7000 ×  8% = 還付金 560円

 

7,930円 ー 還付金 560円 = 7,370円

 

こちらで商品を購入して発送する場合にかかる費用はこれだけです。

 

仮に89ドルをバイヤーに返金した場合

89ドル ×  1ドル116円(1月1日現在) = 10,324円

 

この金額をバイヤーへ返金することになります。

 

両者にかかる費用を比べてみると

 

10,324円 ー  7,370円 = 2,954円

 

2954円の差が出ます。

 

確かに、自分で仕入れて発送をしないといけない手間はかかるのですが、今回は修理部品が明確にわかっていたので、こちらで購入して対応しました。

 

これで、相手も納得してくれました。

 

古い商品の場合には日本で部品が手に入らないので、現地で修理してもらった方が良い場合が多いです。

 

しかし、今回は比較的新しい商品で、スプールも簡単に手に入ったのでこの対応をしました。

 

部品を入れ替えるだけで済むのであれば、こちらで部品を取り寄せた方が 安くつく場合も多いです。

でも手間もかかるので2000円未満の差だったら、現地で修理してもらった方が良いでしょう。

 

ちなみに参考までですが、商品の不具合があった場合、私はまず謝った上で、

  • 返品
  • 30ドルのディスカウント

どちらが良いかを選んでもらいます。

 

相手は既に商品を受け取った時点で関税を支払っているので、ディスカウントの方を希望されるケースが多いです。

 

それで修理代が50ドルかかると言われれば50ドルを返金します。

 

言い値なので、実際より多めに言われている可能性はあります。

でも、長引かせることより早く解決することを優先させているので、これぐらいなら仕方ないなと割り切っています。

 

このあたりは正直、ケースバイケースですね。

 

eBayで商品の不具合があった場合の参考にしてみてください。