遂に、この記事を書いている時点で、為替レートが1ドル100円を切って90円台に突入しようかという局面になってきました。
円安になれば輸出をする人が増え、円高になれば輸入をする人が増えると言われます。
空気感的には「そろそろ輸出は潮時なんじゃないの?」という感じですね。
円高になると海外販売は稼げない?
確かに、円高に振れると利益は減ってしまいます。
これは仕方がありませんね。
1ドル120円のときには100ドルで12000円だったものが、1ドル100円になったら10000円になりますし、1ドル85円になったら8500円になってしまいます。
12,000円 - 8,500円 = 3,500円
これが10000ドルだと
1,200,000円 - 850,000円 = 350,000円
こうしてみると、けっこうインパクトありますね。。。
現状は1ドル100円付近なので20万円の差額ですね。
私が海外販売をはじめたときには、1ドル100円行くか行かないかのときで、そのあと急に円安になりました。
だから、100円までは想定内ですが、それ以下は未知の世界です。
ここでポイントになるのは、為替差益で稼いでいるのではないということです。
為替差益で稼ぐのなら、よく知らないけどFXとかをやっておけばいいのですね。
何も面倒な物販をする必要はありません。
海外との価格差で利益を出す
見出しのとおり、価格差で利益を出すという考え方がしっくりとくると思います。
去年の10月頃の為替レートを見ると、月平均でちょうど120円くらいです。
その時と現在とを比べると販売個数は同じくらいなのですが、そのときよりも1ドル100円の今のほうが大きく利益が取れています。
おそらく120円のままならやらなかっただろうなというくらい、いろいろなことを見なおしています。
大きいのは販売価格と仕入れ価格です。
当たり前のことですが、安く仕入れて高く売れば利益は大きくなります。
販売価格に関してはオークション形式を止めて定額出品に切り替えました。
定額出品にした上で、販売価格も他のセラーの落札価格や出品数などを参考にして付けるようになりました。
相場は動くんですね。
あと、仕入はその時点で一番安く仕入れられるところを探し出して、仕入れるようにしました。
一番効果的だったのは実店舗仕入です。
ネットショップにしてもヤフオクにしても送料だけで800円とか取られるので、実店舗で仕入れると交通費と自分の人件費はかかりますが、10個仕入れられれば8000円は利益が出せます。
また、掘り出し物をけっこう見つけることができるので、その分利益が取りやすくなります。
あと、4月から消費税の適用事業者として申請したので仕入にかかった消費税は還付されます。
月100万円仕入れるとすると7万円くらいは戻ってきます。
年間で84万円です。
利益ゼロで販売したとしても単純な計算上は8%は利益が残ります。
しかし、どれも手間が掛かってしまい面倒です。
特に私の場合は帳簿を自分で付けているので、かなり手間がかかります。
税理士さんからメールが来ると胃が痛くなります。
あっ、これは中古品輸出のお話です。
他にも経費を見直すことはできますが、大きくはこのあたりですね。
あとは中古カメラなどは1個あたりの単価が高いので、利益金額が大きくなります。
手間を減らすにはカメラに転向するというのも1つの方法です。
いろいろ書きましたが、最終的には「高くなっても日本の商品を買いたい」と思っている人がいればビジネスは成り立ちます。
日本の製品か・・・安けりゃかうよ、という時代になれば成り立たなくなるというシンプルなお話です。
そういう局面になれば、日本は大きな選択を迫られるかもしれませんね。