私は ebay で常時、約150品の商品を出品しています。
現在は基本的に定額出品にしていて、期間は一週間で設定をしているんですが、なぜ一週間なのかと言うと、期間を短くすることでバイヤーの購入意欲を刺激しているのです。
例えば、販売期間を1か月で設定した場合、開始から1週間経っても
『まだ3週間あるから、今買わなくてもいいや』
という心理になってしまいます。
しかしこれを1週間に設定しておくと、1ヶ月間に締め切りが4回来るので心理的に購入につながりやすく、回転を早くすることができます。
先に仕入れが発生する中古品販売には資金繰りの問題があるので、できるだけ回転率を上げる必要があります。
それで単純計算で150個を1ヶ月で4回転させることになるので、600回出品することになります。
なかなか売れない商品は商品価格を変更したり、もともと利益率の高い商品は1週間毎に再出品し値段を下げたりして価格調整をしていきます。
その際、まれに販売価格の修正ミスが起こります。
しっかりと変更したたつもりであっても、微妙なコンピューターとの反映のタイミングがずれてしまうことなどが原因です。
例えば、219ドルに変更したい場合に$119と入力されてしまい、気付かずに更新してしまうようなケースです。
自分が思っていた金額と100ドルの価格差があるので、当然ながら赤字になってしまいます。
実際にこのケースが2週間前にありました。
価格設定を間違えたときの私の対処方法
これだと激安価格になるので、目ざといバイヤーはすぐに購入して速攻で支払いを済ませます。
それで、
私がこういった場合にどのように対応しているかと言うと、何も言わずにそのまま発送します。
今回のケースでは5000円の利益を取る予定だったのにも関わらず、1万円も安くしてしまったので約5000円のマイナスになってしまいました。
正直な気持ちを言うと、とても痛いです。
しかしそれでも発送してしまうのは理由があります。
セラーパフォーマンスに悪い影響があるから。
現在のeBayではセラー側からの販売キャンセルは、非常にマイナス要素となってしまいます。
私の 販売数だと年間でこれを3個以内に抑えないと、トップセラーになることができません。
以前から同様のミスしてしまうことがあったのですが、最初の頃はバイヤーにメッセージを送って
「この商品の価格を間違えてしまったのでキャンセルさせて下さい」
と言ってお金を返していました。
お金さえ返せば何も問題ないのですが、セラパフォーマンスに影響が出てしまい、一年間もトップセラーになることができませんでした。
他の基準はすべてクリアしているのにもかかわらずです。
以前はeBayもここまで厳しくはなかったのですが、ちょうど一年前のポリシーのアップデートで変更になりました。
そのことに気づいてからは、何がなんでもこちら側からの事情でキャンセルすることはしないと決めました。
上記のようなケースも毎月あるようなことではないので、たまの必要経費と割り切りました。
結果として今年の10月からはトップセラーに返り咲くことができて売上も上昇しました。
自分を客観的に見る目を養うこと
数が増えてきて一人でやっていると、こういったミスも起こります。
仕方ないと言うと甘えなのかもしれませんが、割り切っています。
自分の中でどのように割り切るかの決め事を作っておくと、あれこれ考えずにサクサクと進めることができます。
もちろん
「次はやらないようにしよう」
と色々対策を講じますが、ミスした事に対していつまでも引きずってしまうと、次の行動に影響することがあります。
一番怖いのは手が止まってしまうことです。
人が歩みを止めてしまうのは、大きな障害があった時よりも、こういった小さなつまずきが引き金になることが多いというのを経験的に知っています。
いちいちクヨクヨしないでガンガン進んでいくためには、客観的に自分を見ることが大切です。
なかなか出来ませんが、少しずつ訓練しています。
話は戻るのですが、もし価格を間違えた場合には、バイヤーに謝って、こちら都合でキャンセルをして返金をすれば大丈夫です。
どうしても損をしたくないという場合には、バイヤーと相談してみてくださいね。