個人輸出ビジネスの出会いと最初の失敗

私は3年ほどアフィリエイトを続けてきたのですが、2014年の2月末くらいに個人輸出というビジネスに出会いました。

 

以前入っていたアフィリエイト塾で一緒だった人が独立されたことを、フェイスブックを通じて知ったのがきっかけでした。

 

その方はアフィリエイトではほとんど成果が出ずに、塾も辞めていかれました。

 

私はフェイスブックメールでその人に

「どのようなビジネスで独立されるんですか?」と聞いてみました。

 

そうすると「個人輸出」だということでした。

「どれくらい利益が出るもんなんですか?」と聞くと

「月利益ベースで180万円から200万円です」とのこと。

 

私はびっくりしました!

 

個人で副業でやっててそんなに稼げるビジネスがあることを知らなかったのです。

私は個人でやるならアフィリエイトとしか考えていなかったので輸出入などには一切興味がありjませんでした。

 

その日のうちにネットで輸出に関して検索をはじめました。

すでに成功されている方のブログを読んだり、無料レポートや動画を見たりしました。

 

次の日には「利益が出せそうだぞ」と思えたので始めることにしました。

自分は英語ができないとか、物販の経験がないといかそんなものは一瞬しか頭を過ることはなく、「確かに稼げるビジネスである」という思いだけで衝動的に行動をはじめました。

『英語はできなくても大丈夫』ということが無料レポートに書いてあったので、その言葉を信じました。

今思うと、かなりポジティブに都合よく考えていました。

 

まずは無料レポートと動画を見ながらebayとpaypalの登録から始めました。

これは何とかクリア。

 

無料レポートには「売ることよりもまずは買ってみること」と書いてあったので

とりあえず100円くらいの商品を3つほど購入してみました。

 

「最初は経験を積むために10個くらいは買ってみること」と書いてあったのですが買った商品は3個で終了。

とにかく早く売りたかった。

 

ここからがセラーとしての第一歩です。

まずはリサーチをしてどんな商品が売れているのかを確認しました。

他の日本人セラーが何を売っているのかを動画を見ながら実際にやっていきました。

最初に取り組んだのはフィギュアです。

ポケモンの。

 

他のセラーより200円位低めの価格設定だったのですぐに売れました。

そのあと、カメラレンズをいくつか売ることに成功しました。

「これって簡単やん!」って思いました。

 

他のセラーが売っている商品を調べて、その価格の下をくぐれば売れるのです。

しかし、そこには大きな落とし穴がありました。

 

まず、ebayとpaypalの手数料を考えていませんでした。

この両者の手数料はだいたい15%です。

1万円のものが売れたとしても、手元に残るのは8500円です。

 

さらに、海外へ発送する送料も考えていませんでした。

最初のいくつかは「shipping free」で販売してしまったので、

当然EMSの料金がかかります。

1500円とか2000円とかですね。

 

さらに、仕入れのための国内送料がかかったり、発送するためのダンボールや緩衝材を買ったりするとさらに赤字です。

1000円の利益を取るためには、上記の例だと1万円の販売価格に対して5000円の仕入れ値でなくてはいけません。

このような形で最初の月は売るたびに赤字でした。

数万円くらいマイナスだったと思います。

 

「始めたばかりなので収支トントンでいいや」と思っていたのが、いきなりのマイナスです。

さすがに翌月からは収支をきっちり計算して出品するようにしました。

 

私が個人輸出に取り組んだのはこんな経緯がありました。

順風満帆で最初から行けるわけはないので、このように失敗しながら徐々に慣れていきました。

 

ただ、良かったのは始めた当初から売れる感覚を身につけられたことです。

私に個人輸出を教えてくれた方がおっしゃってたのですが、

「最初の半年でまったくうれなくて辞めていく人がほとんどだ」

ということでした。

 

そういう意味ではラッキーでした。

ひょうとしたらアフィリエイトでネットビジネスの経験を積んでいたいのがよかったのかもしれませんね。

 

たくさんの失敗を重ね、今も失敗をしていますけれど、こういった経験が大切なのだなと思いました。